なんでも本棚。

まあちょっと欲しいかなと思った本とか、最近気になってる本とか、いろいろ。
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石榴ノ蠅 居眠り磐音江戸双紙 27
 出先の本屋で気がゆるみ、とうとう新刊買っちまいました。
 タイトルいまいちピンと来なかったけど、それはさておき。

 ガマンできなくて買ったわりに、期待通りに楽しかったって印象しか残らなかったわけで。
 それでいいのかもしれませんが。

 冒頭、磐音の羽州からの帰宅から始まるのだが。
 考えてみりゃ新婚半年にもならないうちに、昔の許婚を助けに旅に出ちゃうわけだ。しかも移動に時間のかかる時代とはいえ、一ヶ月半かかっている。おこんさんとしちゃ複雑だっただろう。
 再び苦界に沈むかもしれない、そうなれば生きちゃいないだろう、とまで言われたら、行かせなければ一生、わだかまりは残るだろう、と想像はつく。
 ただ、そこまで計算しないで行けと言えるのが、おこんさんなんだろうな。帰ってきたところで恨み言のひとつも言っちゃってるし。
 上様御側衆まで巻き込んで輿入れして、佐々木家の内所(家計?)を預かる段階になってからのエピソードだし、波乱はないよなあ、うん(笑。

 次はいつなんでしょうねえ。早い段階で予約入れられれば図書館、かなあ。
| 折原偲 | 時代もの | comments(0) | trackbacks(0) |
紅花ノ邨―居眠り磐音江戸双紙 26
 図書館で最初はぽつぽつ、残りは3〜4冊まとめて借りて読み進んできたこのシリーズだが、あと2冊のところでつっかえた。今年7月刊行の26巻は80人待ち。今年9月刊行の27巻は160人待ちなのだ。 それぞれ所蔵数は20冊近いので、2週間で単純計算しても26巻は2ヵ月待ち、最新刊はその倍…… それはちょっとなあ。
 悩みつつ、念のために図書館の近くのリサイクル書店に寄ってみたら、ありましたよ。半額だったし、状態もまあまあだったので、迷わず買いました。これまで探し歩いた本とちがって、よく売れてるシリーズだからか、こんなこともあるんだなあ。
 さて。
 紅花大尽前田屋内蔵助に嫁に行った以上はもう物語から退場したかと思われた、かつての許婚、奈緒がふたたび、物語に現れる。紅花売買の権益を独占しようと動く一派によって、前田屋は身代を失うばかりか、生命までも危険にさらされる。他家に嫁いだ以上、もう関係ないと言ってしまえる磐音ではないし、気持ちを察して行けと自ら言いだせるのがおこんさんなのだ。頭あがらないね(笑。
 三味芳の鶴吉の勧めで端唄の稽古の始まる佐々木道場の平穏と、風雲逆巻く羽州の対照が 鮮やかだった。
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| 折原偲 | 時代もの | comments(0) | trackbacks(0) |
「居眠り磐音江戸双紙」読本
 おこんさん奉公のいきさつが語られる番外編「跡継ぎ」は、シリーズ読者には欠かせないものとして。
 江戸時代豆知識みたいなコラムはパラ読み程度だったけど、地図と年表は役に立った。
 品川柳次郎の家から佐々木道場まではたしかに遠い。現代の道路でも7kmちかくある。
 これじゃ歩くだけで丸顔も引き締まっちゃうよ、と思ったことでした(笑)。

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| 折原偲 | 時代もの | comments(0) | trackbacks(0) |
白桐ノ夢―居眠り磐音江戸双紙 25
 庭先に育つ桐の木は、なにかしらの夢を託して植えられたものだという。箪笥を作る材木として、生まれた女の子が大きく育ったら嫁入り道具にと植えるものだとはよく見るネタだ。
 むろん、全ての夢がかなうはずはない。
 この話ではないが、大きく育った桐の木の下に陋屋があり、年寄りがひっそり暮らしているような、そんな挿話の使われかたもあるのだが。
 もの悲しい話はさておき。
 佐々木家の若夫婦に心づくしの祝いにと、出入りの棟梁が桐の苗木を植えに来る。その桐の木は、一度は断絶と思われた佐々木家の存続ばかりでなく、若夫婦の幸せを祈るものでもあるはずだ。
 そして磐音の後ろ姿を桐の木に重ねるおこんも薄々とは察しているのだが、佐々木の家には秘密裡に受け継がれてきた使命がある。
 これもまた、昔日の誰かの願いであったのだ。
 誰かに後事を託そう、未来を守ろうと願うもの、託されるものも一人ならず、柳原土手に現れた殴られ屋こと向田源兵衛も似たような定めを負わされている。使命を果たす技倆を備え、おのれの身をたてる才覚もあるよういながら、裏切ろうとも考えない、かれのキャラクター造形がツボにはまったというか。泣き笑いのような、複雑な表情が思い浮かぶような気がして切ないような、不思議な幕切れだった。
 品川柳次郎は尚武館の門弟となり、竹村武左衛門のところからは娘の早苗が奉公に来て、舞台はいよいよ深川から、江戸城に程近い武家地に移る。おこんとの暮らしをはじめとする、日常の物語も続くだろうけれど。メインの話はどんどん影目付っぽくなっていくんだろうなぁ

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朧夜ノ桜―居眠り磐音江戸双紙〈24〉
 麻布村の白梅屋敷、桂川甫周国瑞の祝言に始まる24巻である。おこんさんは武家に養子に入り、磐音との祝言にむけて着々と準備は進んでいく。
 磐音が敵討ちを助太刀した三味線職人の鶴吉が旅から帰って、江戸で絶えていた三味芳の暖簾を再び掲げ、そのため磐音が走り回ったりと、相変わらずではあるのだが。
 悪役がなに しろ当代随一の権力者なだけに、剣風も絶えることがない。師匠で養父の佐々木令圓ですら伝説を通じてしか知らないという剣客が5人も、磐音を狙う刺客として集められてしまうのだった。
 幕切れ、薄雲に月も霞む朧夜に、咲き誇る桜の沈む光景が、先行きの闇をはらんで美しい。
 家基の今後が史実に沿って進むなら、この状況は必ず決結節点を迎えるはずで。そのとき、どうなるかが楽しみではある。

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万両ノ雪―居眠り磐音江戸双紙 23
 作者みずから「ひと区切り」(読本インタビュー244p)とする23巻である。
物語は笹塚孫一の回想から始まる訳で。南町与力ではあるが、まだ年番方ではなかった6年前の話である。このキャラも役割以上の描写はほとんど無 く、品川ママのようなうるさがたの母上がいたけど既に亡いというくらいか。役宅に訪ねる場面はあるが奥方は出ないし。まあ、柳次郎や一郎太に嫁を世話する などと言っても、本人はどうなのかとかいうツッコミはなかったので、妻子はいるんじゃないでしょうかね。
 そのあたりは、残念ながらこの巻でも明らかにはならない。六年前の回想も役向きのことで、大掛かりに網を張りながら尻尾をつかめなかった押し込み強盗の一件だった。この取りこぼしがあっても年番方与力なんだから他でどれだけ働いてるんだか。
 謎の手紙、始末されたはずの手下が実は……って、解りやすい手掛かりもあるしで、島抜けの悪党の始末も、いつも通りおさまる訳ですな。おこんさんの慣れない武家の女房っぷりが新鮮ですが、舞台も物語も深川から屋敷町へと変わっていく予兆と言おうか、しばらくは祝いごと続きだなあ。

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荒海ノ津―居眠り磐音 江戸双紙 22
 関前藩の新しい取引先の博多の箱崎屋のもとに、国家老の父上の懇請に負けて立ち寄る博多編である。剣術修業に励む傍ら、世の無情に泣かされる人を助けたりしちゃう主人公に風雲襲い掛かるのはいつものこととして。
 留守中の江戸では品川柳次郎の身上に新しい展開がある。いやレギュラーとして欠かせないし、母上もキャラ立ちしていて素晴らしいのだが、やはり脇役であるからして、細部までは書き込まれることがなかったのだが。真面目で情に篤く、それでいて深川育ちらしいリアリストで、母を支え地道に頑張る柳次郎に報われるエピソードが用意さ れているのは、シリーズものならではの楽しみだろう。不在の主人公の代役っぽいのはしかたないながら、ひとりで敵に対峙し、余裕がついてきたのを自覚するあたりも、いい感じだった。

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鯖雲ノ城―居眠り磐音 江戸双紙 21
 いよいよお国入りである。
 おこんさんの美貌と同じく磐音の剣技は冴え渡り、風雲絶え間無くてもほぼ無敵なので、気楽に読んでられるのだった。ただひとつ中戸道場の行く末だけがどうにもならないようだが。

 このシリーズは最初、友人がブログに感想書いてるのを見て、試しに1冊ずつ借りようと図書館で探してみたわけだが。近来になく、サクッと読めたので、つい、まとめて借りてしまったのが運の尽き、というか、ツボにはまったというべきか。借りたぶんだけ一気に読んでしまい、あとから何かしら印象に残ったところを書いてみようとしているわけで。この巻はいかんせん息切れだ(笑。

 とりあえず、最新刊まで続けます。

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野分ノ灘―居眠り磐音 江戸双紙 20
 ある晴れた朝、宮戸川の鰻割きの仕事をめでたく幕引きとするところからハナシは始まる。20冊目である。
 関前の父上から手紙が来て、おこんさんを伴い坂崎家の墓に墓参りとなるわけだが、その前に、江戸城内のさるお方がどうにも放っておかれぬようで。刺客は来ちゃうし、魔手はついに磐音の周囲に及び、 南町定廻り同心木下一郎太は蟄居閉門の浮き目にあう。
 しかもそれだけではおさまりそうにない。
 そもそも一郎太は磐音への刺客を不審に思って調べを進めていた。さるお方が城中でお奉行を呼び付け、非公式に詰め腹を申しつけたところを、かろうじて凌ぐべく謹慎で先手を打ったのだという。
 なにしろ相手は南町奉行のすげ替えなど朝飯前、権力の絶頂にある。刺客への依頼役を務めたらしい家臣が 死体となって堀に浮かんだというから、状況は深刻だ。
 このシリーズのこと、決着つけないで旅立つようなことはないと分かっちゃいるのだが、珍しく気の揉める展開だった。
 磐音とおこんの便乗した御用船は、野分の先触れが吹き荒れる遠州灘を越え、内海に入り大阪に寄港して、さらに西へ、関前に向かう。途中、国元のあれこれは明らかになるし、海賊は出るし、やっぱり刺客は出るしで、船旅や風待ちに退屈する暇もないのであった。
 毎回カバーアートにはクライマックスシーンが描かれているのだが、この巻も描かれているとおりの場面があった。いやネタバレっちゃ、ネタバレなのだが(笑)、キニシナイ。
 しかしまあホームグラウンドを離れて心細いおこんさんもいじらしいというか、かわいいんですが。ぐっと来ちゃったのか磐音はいつにも増して優しいんですな。この光景を刺客は見張ってたんですよねえ。。。いちゃつきやがって、と、やってらんない気分になったにちがいないです(笑)。

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梅雨ノ蝶―居眠り磐音江戸双紙 19
  大きな転機が訪れる。なにしろ考えこんでいて刺客に不意を突かれてしまうのだ。縫うほどの傷は1巻以来じゃなかろうか。
 これまで磐音の心の中心にあった、故郷関前藩での5年前の事件には、ひとつ区切りがついている。
 かつての許婚、白鶴太夫は身請けされ、山形の大店の内儀に 落ち着いた。
 藩財政の立て直しは軌道に乗りつつあり、江戸表の大敵は上意を得て実力で排除した。
 今津屋では女あるじを迎え、おこんとの絆も新たに、ふたりの 未来を考える時に来ている。
 これまでも徐々に、日光社参などのエピソードを通じて、新しい未来が片鱗を覗かせてはいて、このシリーズらしく、期待は裏切られないのだが。
 火付け強盗その実は、ってな事件がのっけから起こったり佐渡を島抜けした重罪人たちが強盗団となり大仕事を企む情報が入ったり、改築なった佐々木道場の柿落とし大試合が行われたりと、実に忙しいのであった。
 しかしラスト、物心両面で磐音の支えになってきたであろう宮戸川の鰻割きとの訣別を決意する朝、もうひとつ決着もつくし、なかなかの幕切れである。

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