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『MM9』
MM9
評価:
山本 弘
東京創元社
¥ 1,680
(2007-12)
JUGEMテーマ:読書


 アンタも好きねぇ、というのが誉め言葉だったりするわけだが(笑。

 怪獣のムリについては『空想科学読本 1』(リンク先は新装版)が出る前から、大学SF研などでは囁かれていたのである。一部体育会系もあったようだが、おおむね理工系サークルであって、理屈をこねるのはみんな大好きだった。
 しかし、それを宇宙史にとりこむ仮想パラダイムを、SFと地続き感を持たせて作り上げる、というのは、なまなかな「好き」ではできない、と思う。<誉めてるんですさっきから。

 直線的な物語のチカラは有川浩『空の中』のほうがやや勝るかもしれないが、仮想科学をはじめとする構築力のすばらしさといったら、やはりコチラだろう。
 そのパッションの原動力たるや、怪獣物が好きだ、というファンの思い入れなのだが、ここまで来ればご立派、まさに「アンタも好きねぇ」なのであった。

 科学とSFばかりでなく、神話伝説民俗幻想トンデモ?など、ネタは多岐に渡り、ニヤリとさせるサービスも惜しまない。流石だ。

 しかも、最後の落としどころたるや(ネタバレ注意)。
 そうか、そうだよなあ、そんな気持ちだったっけ、と、思い出させてくれるわけで。

 まあ、図書館の順番待ちまくったあげくなので、今更だけど、特撮怪獣好きは必須の押さえどころでしょう。構築系異世界もの(ハードSFでもハイ・ファンタジイでも)好きはダマされたと思って、ひとつ。

 それにしても「第五期」ですか。まったくの見当違いかもしれないが、例の物語が第三紀とすりゃ、その後の人間の時代は第四紀、我々の生きているこの時代は第五紀か第六紀にあたるわけで(笑。ここに相似形を見てしまうのはトールキニアンのサガかもしれません。
| 折原偲 | SF | comments(0) | trackbacks(0) |
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