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身代わり伯爵の冒険 (角川ビーンズ文庫 64-1)
 いやぁ、アキバにブックオフができてたとは知らなかったヨ。
 ひさしぶりに都内に出た帰りに寄りました。

 めあては他にあったんですが、ブレイク中らしい男子向けアニメの原作漫画が棚に残っているはずもなく。
 ていうか立ち読み客がぎっしりで驚いた(汗。
 これじゃ新刊売れないワケだよ……。

 といいつつ、なにも買わないのも寂しいので、文庫・新書フロアをさまよい、みつけてしまいました。
 もう図書館順番待ちで二ヶ月ばっか待ってる《身代わり伯爵》シリーズを、4冊。

 ビーンズ文庫なのでBLとは縁もゆかりもありませんよ、ねんのため(笑)。

 読みました。4冊読み終わりました。中断はあったけど、3時間ちょい、くらい。
 途中で「アレこれダレだっけ」が発生しましたが、かまわず読み続ければ、娯楽小説の場合、だいたい解決するわけで(笑。

 いやまあ、面白かったです。
 ライトノベルってこういうものだったな、と、思いました。

 ファンタジーと書いてはあるけど、架空歴史物はファンタジーとしか分けようがないもんな(笑。王がいて貴族がいて、貴公子と姫君がいる世界で、おもな舞台は宮廷で。話の背景というか、具体的に起こってる事件は宮廷の陰謀なんですが。
 話の主人公は、まきこまれる元気少女です。パン屋のひとり娘、庶民の育ちで、雄々しくて天然で奥手で(笑。いやもう、この主人公のミレーユのキャラが立った時点で、この話は成功なんじゃないかな。

 なんで庶民のお嬢ちゃんが身代わり伯爵なのかっていうと、生き別れの双子のお兄さんがいて。お兄ちゃんが養子に入った先が公爵家で、あとつぎは伯爵なんだな。
 ある日、ミレーユのところにたよりが来て、つれてかれてしまうのです。なんかずっと文通してるんだけど、この子たちは。いやそれはともかく。
 お兄ちゃんが駆け落ちしたので、しばらく代役をつとめてくれという。
 体格も幼いというか目立たないし(笑)、みすてておけないし、と、引き受けてしまったミレーユは、予想もしなかった宮廷の陰謀を目の当たりにし、巻き込まれることになるのでした。

 てなもんで、それぞれの巻で華やかな宮廷、いつしか忍び寄る陰謀、ひきおこされる争いと、後始末が語られるわけですが。
 シリーズをひっぱる大きな力になっているのは、ヒロインと相手役のじれったいような進展と、その恋の帰趨なんだと思いますね(笑。これがたぶん、コバルト読んでた人たちが成長してみんなレディコミとかハーレクインに行くかってーと、そうでもないという、日本の女性読者の求める話のツボなんだろうと思います。
 いや美形どうしの陰険漫才すれすれのやりとりとか、華やかな宮廷の人間ドラマとか、そういう部分もワタクシは好きですが、正直、いままで語り尽くされてきた感はあるのですよ。シリアスでヘヴィな話は陳腐化するのも早いし。

 奥手な恋の行方ばかりでなく、謎めいた相手役の正体とか、いろいろ進展するシリーズは好評継続中で、10月頭(実際には今月末刊行)には6巻も出ちゃうんですよ。

 ……あと2冊は新刊で買うかな(汗。

JUGEMテーマ:読書


| 折原偲 | ライトノベル | comments(0) | trackbacks(1) |
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