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恋のドレスと硝子のドールハウス―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 6
 ヴィクトリアン・ローズ・テーラーの6冊めである。図書館でだいぶ待ちましたが、ワタシが今読んでるなかで最も乙女成分の高いシリーズなのだ。さすがだ……(いみふめい)。
 前巻の事件以来、仕立ての仕事を受けなかったテーラー『薔薇色』に、新しいお客がやってくる。
 不思議なことに、後見役の従者を従えてやってきたのは弟だという少年で。姉のかわりにかれが着て、求婚者を引き付けておくために、恋のドレスを注文すると言うのだ。
 『薔薇色』のドレスは、そんなことでできるものではない。5冊読んできた読者はよく知っている。
 期待は裏切られはしない。
 採寸に訪れた郊外の館に住む、華奢で美しい、男女のふたご。
 どちらも女の子だったら、かえって幸せだったのだろう。
 高名な軍人の父は子供たち、ことに息子の体の弱さを受け入れられず、やみくもに強さを求め、やがて失望し、子供たちを顧みなくなる。
 しかし気管支の病が治らず我が儘放題に育った美少年が出てくるなんて往年の少女漫画のようであることよ。
 姉は病も癒え、弟のためにも結婚しなくてはならないと決意する。
 しかし弟にふりまわされ、自分の思いも口に出せない姉の話かと思って読み進めば、物語は思わぬ絡まりを見せる。 闇のドレスがやっぱり絡んで来るのだが、そのあたりの過去話は時間ぎれ次回に続くって感じで(笑)。
 長年の不在から帰還したのに、会う間もなく戦場に戻って行った父は、今までと違う言葉を残していく。姉も弟も、少しずつではあるが変化を見せる。

 そしてもちろん、クリスとシャーロックの気持ちも変化していく。ほんとに、少しだけどね(笑)。
 あの姉と弟がどう変わるのか、ちょっと見てみたい気がする。この先、出てくるかどうかは、わからないけれど。こういうふうに生まれついたのだから、どうしようもない、と片づけてしまわず、ドレスを注文した令嬢が内に秘めていたなにかをひきだす、『薔薇色』のクリスのドレスのような話だった。

 さて、次の巻を予約しなくてわ。

JUGEMテーマ:読書

| 折原偲 | ライトノベル | comments(0) | trackbacks(0) |
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