2010.09.07 Tuesday
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2004.05.17 Monday
手すきになると手近の本をつい読んでしまう状態、というのが時々あるのだが、気が付くと文字を目が追っているので、既読本をやたらと読み返していることがたまにある。トイレならともかく、というわけで本置き部屋に読んでない本を取りに行き、たまたま手にとってしまったのがコレであった。初版は2000年五月。版元品切れのようである。
『聖土』 1785円 黒岩 研 四六判/光文社 bk1 Amazon 楽天ブックス キャットフードのCMではないが、人もペットも寿命が伸び、核家族化は言うまでもなく、年につれて家族構成が変わっていくのに着いて行ききれない心の隙間を、長いこと埋めてくれるペットがいたりするわけで。もし、と思うと、自分でも血が凍るというと大げさだが、あんまり考えたくない事態ではある。何匹も猫飼って先にいかれた経験はあるから、またどこかで猫貰ってくると思うんだけど、なかなかそうはいかない人もいるわけで。 動物病院のサイトの掲示板に「奇跡がおこりました」「ありがとう、ほんとうにありがとう」と書いてあったら、まあよかったねと微笑むところだろう。 しかし、その犬が、ツイてない朝、急ぐあなたの車の前に飛び出してきたあの犬だとしたら? 溺愛していた飼い主に乗り込まれ動物病院に連れて行き、息を引き取るのを確かに見たのだとしたら? 連続怪死事件はおこり飼い主たちの名前が被害者として次々とあがり、世界は災害にみまわれて、そして怪異があなたの背後にも迫ってくるとしたら? どんどん怖い考えになるが、こういうホラーなのであった。 いや、死臭たちこめる迫力は流石と思いましたが、帯のあおりに「スティーヴン・キングとの真っ向勝負」「地獄の名は東京、化け物の名はペット?」とあるのはちょとマズいんでないかと思うのだが。バレバレだがな。いや書くのはもっとまずいか。すまんです。 なぜハードカバー新刊で買ったのか、動機はもちろん忘れている。いやはや。 一読して気は済んだし売り本箱に入れとくか。
2004.05.17 Monday
何かというと猫写真ですが手前にあるもの、それは『王の帰還』チェスセットなのです。カメラ貸し出し中なのでニューラインのショップ参照。
いやシンガポールの指輪展、初日に行って来ちゃったのですが、その時はまだショップにブツがなく。ええ、なにも。 2泊ていうか実質滞在40時間なのに買う気満々でキャスター付きのスーツケースもっていったのに、ですよ。 で、まあ、せめてもと迷ったあげく買ってきたものだったり。 これでもエルロンド様はいないんですよ。とほほ。
2004.05.13 Thursday
いやはや、家にいないとこういうチェックは進まないもので。
幸い黄金週間中は書籍流通も休みなので、なんとか追いつくところまでできました新刊下見帖。 チェックしていてひっかかったのは楽天なのである。いやこないだうちから騒いでいる『世界の涯の物語』なんだけど、著者名がロード・ダンセイニでなく本名になっているのだ。エドワード・ジョン・モアトン・ドラックス、という。 ちなみに当該書籍訳者解説の音訳は「モートン」となっているが何故モアトン。 ていうかこの本も著者名「ロード・ダンセイニ」なんですが。 ついでに「ダンセイニ」で検索すると、ひっかかるのは『ダンセイニ戯曲集』だけである。しかも音訳の違いのために、作者名の長い本名をクリックしても『ペガーナの神々』すらヒットしないのだ。 むろん「ロード・ダンセイニ」とはダンセイニ城(あるいは領)のあるじ、という意味の称号であって、但し書きなくこう書くと、当代の領主という意味であろう。もちろん著作が発表され始めた当時は作家本人がご当主だったのであり、その名前が定着して今に至るわけだが。 現代、著作者を特定するという意味においては本名を書くのがまことに正しいのだが。本という商品を売るにはやはり世間に通った名前で検索する客がたどりつけるようにしておいてほしいものである。 いや幻想文学読者という世間が狭すぎるとしても、少なくとも当の商品に書いてある名前で検索できる状態があらまほしい、と。 ワタクシは思うのであった。とりあえずあとでメール出してみるか。
2004.05.10 Monday
風邪でズビズバしつつ先月末〜黄金週間開けの下見帖をぽつぽつとアップ。
しかし驚いたのはダンセイニの新刊である。なんと青土社版短編集でも全訳では無かった初期短編集の、完訳である。 『世界の涯の物語』 893円 ロード・ダンセイニ/中野善夫〔ほか〕訳 河出文庫/河出書房新社 bk1 Amazon 楽天ブックス ちなみに「涯」は「はて」と読む。この本だけはと、リアル書店でゲット。 2冊目は『夢見る人の物語』、8月刊行予定のよし。増刷がかかれば、さらなる続刊の予定もあるそうだ。 とりあえず地元図書館にリクエストは入れます。はい。 人気シリーズと、三部作映画のおかげでファンタジー読者の数が増えた、これはイケる的流れならとてもうれしい。 いやファンタジー寄り作品の帯に人気シリーズの名前が入っているのを見て店頭で苦笑いされたかたも多いと思うが。あれがあると、あれしか知らない人が手にとってくれるのである。なんでも新刊よか売れた書目もあるんだそうだ。 様々というのはいささか口惜しいが、目に触れないでは話になるまいとも思うのだ。 |
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) (JUGEMレビュー »)
手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉 すぐれた楽曲に、出てきたままの素直な声が活かされた佳品。歌詞はまあちょっとアレだ、「こころ」って言い過ぎ。 これに合った作品になっているのか、とりあえず、映画を見定めようと思った。
金春屋ゴメス (JUGEMレビュー »)
西條 奈加 人が月に住むような未来なんだが、ここの日本には「江戸」がある。あるったらある(笑。文章もこなれた時代物で謎解きったら捕物帖、っていうより昔のテレビの「大都会」な感じで、面白いっす。 いやファンタジーノベル大賞ものなんで、「……それムリだから!」ってツッコミ入れたくなるような突拍子も無さがあるんだけど。そこがまたいいんだね。 |
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