2010.09.07 Tuesday
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2005.03.18 Friday
いやまあ、この映画は一言で言うなら「それ、無理だから。」なんだけど。
だってのっけから潜水艦が艦砲射撃するわけで。戦記物読んでも戦闘シーンの細部は頭に入らないワタクシだとて「え?」と思うわけで。ヘンですよ、絵的にも。 しかし頭のなか「?」だったのは序盤だけで、浅倉大佐が出てきて舞台が潜水艦に移るだに、ハナシにぐいっとひきこまれます。強力な艦砲を搭載したドイツ製の潜水艦伊507、そして探知能力で魔女とまで呼ばれたローレライシステムだって一言で言えば「それ、無理だから。」なんだけど。けして無敵でなく、また攻撃兵器ではないあたり、よく作られていて。 いやはや、日本映画伝統の戦争物の器にガンダムのハナシを盛りつけました、という制作側の談話?を後で友人から聞いて、なるほどなと思いました。 見てる間は「これ『青6』の新エピソードって言われたら信じちゃうね」とか考えてましたが。 たしかにアニメのネタと見るならば、無理は無理でも通らない無理じゃない。 ストーリー展開も危うさを孕んだ無理な感じがアニメっぽいんだが、いやこれ誉めてるつもりなんですよ。アニメ育ちの世代としては、昔の戦争映画はとても遠いものに感じられるわけで。ワタクシが見て育ったアニメ作ってる世代の人たちには、そうではなかっただろうと思うんだけど。 私たちの世代には、時代としても、体験としても、とても遠いものなんだな。それでも歴史を勉強したり、手記を読んだりで、何があったのかはだんだんわかってくるのだな。 それを見てもなお、あの時代のひとたちが、私たちに何かを残してくれたのだと。いや、あの時代のひとたちも、共有できる何かを信じようとしていたのだと思いたいのだ。こうして、ここに生きているからには。 アニメ世代に分かる展開と、圧倒的な潜水艦戦闘の映像、そして役者の演技で、目に見えるように見せてもらった気がする。いや、泣きはしなかったのだけれどね。 虚構の物語が結末に至れば、なにもなしでは容易に信じがたい嘘に、読み手は共感できるようになる、これをワタクシはファンタジーのチカラと呼んでおるわけですが。いや、物語のチカラというか、神話というか。 映画「ローレライ」もまた、一幅の神話として、残る作品であると思う。 いや戦闘シーンはずぇったいダメ、というんでなければ、役者の芝居だけでも、レイトショーならお釣りが来ると思う。大スクリーンで見ておくべし。 ローレライ 2005年 日本 東宝邦画系で公開中。 公式サイト 監督:樋口真嗣 原作:福井晴敏「終戦のローレライ」 出演:役所広司 妻夫木聡 柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢 |
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) (JUGEMレビュー »)
手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉 すぐれた楽曲に、出てきたままの素直な声が活かされた佳品。歌詞はまあちょっとアレだ、「こころ」って言い過ぎ。 これに合った作品になっているのか、とりあえず、映画を見定めようと思った。
金春屋ゴメス (JUGEMレビュー »)
西條 奈加 人が月に住むような未来なんだが、ここの日本には「江戸」がある。あるったらある(笑。文章もこなれた時代物で謎解きったら捕物帖、っていうより昔のテレビの「大都会」な感じで、面白いっす。 いやファンタジーノベル大賞ものなんで、「……それムリだから!」ってツッコミ入れたくなるような突拍子も無さがあるんだけど。そこがまたいいんだね。 |
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