2010.09.07 Tuesday
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2005.05.31 Tuesday
テンプレ変更記念(笑。たしか封切り直後の水曜日、下がり眉毛のニコラスよりはキアヌでしょう、ということで「コンスタンティン」に行ってましたので。
いやまあ、のっけから悪魔憑きで始まっちゃうし、気温下がったり重力無視したりで、ほぼエクソシストだしで。オカルト映画なんですがね。あ、虫とかいろいろ出てくるので、そういうの苦手な人はやめといたほうがいいです。 キアヌ・リーヴスは実にハマり役なんですけど、キアヌだけならDVDになってからでもヨシ。 強すぎる霊感ゆえに自殺の大罪を犯しながら死の淵からよみがえった主人公、コンスタンティンは、地獄送りのさだめを免れるために、現世で始末人として働いてるわけですが。どうも神父とかそっち系の修行をしたわけじゃなく、もともとの霊感強すぎなだけで、そういうことしちゃったり、できちゃったりするようで。 聖書のことばの霊的パワーを駆使したり、マジックアイテムが頼りなのね。「悪魔の住む家の虫」でアミティヴィルとか、「電気椅子」でシン・シンとか、固有名詞が聞こえてきて。まあ映画冒頭の鈎十字の旗に包まれた槍先も、雑誌「ムー」とか、そっち方面にちょっと首つっこんだことあれば、すぐ分かるし、なんともうさんくさいわけですが。 なんというか、このあたりを逆にリアルに感じました。 事件、事実、フィクションていうか思いこみも取り込む、信仰という大きな力というか。アメリカ人て、これまで思ってた以上に宗教的なのかもしれないなあ。 映画としては、あくまでもオカルトアクションなんですけどね。 いやもう、あるはずがないものを実在するかのように見せられるところまでCGが発達したからこそできる映画だと思いますが。 暖かそうな天使の羽を備えたガブリエルの美しいこと。昔々ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』が映画化されたとき、年をとらない青年オルランドを演じたティルダ・スウィントンと聞いて納得。 最後の笑顔を導きだすシークウェンスが本能的と見えるだけに、なぜとはなく「ハーフブリードってけっこうかわいそうな生き物なんだなあ」と思ったのはひみつです(汗。 原作はアメリカンコミックスだってんで気構えはできたんですが。ストーリー展開がね。いまいち、こう、できごとを淡々と追いかけていくというか、なんかなあ、オカルトなんでもありな世界に対して、推進力が乏しい感じ。ワタシ的には映画館だから追いかけられる話かもしんない。ウチでDVDじゃ気が散ったら途端に話分からなくなる可能性大です。 いやまあお金かかってるし、役者と、そのほか映像に出てくるものを追いかけきれれば、それだけで結構楽しいかな。本気のバカ映画じゃないし、ネタ物的な悪ふざけ感覚はありますが、ただのCGサーカスと切り捨てられない後味もありで。1800円は出さない前提で、フルマーク五つ星なら、三つ半てとこですかね。 「コンスタンティン」 日本語公式サイト 2004年アメリカ フランシス・ローレンス監督 出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、ティルダ・スウィントン 『コンスタンティン』(ノヴェライズ) 竹書房文庫/竹書房 ジョン・シャーリー/ケビン・ブロドビン;フランク・カペロ脚本/石田 享 訳
2005.05.15 Sunday
雷雨だか雹に気づかず読了。コバルトで中世西欧ふう異世界ファンタジーなので、そのテがダメな人には向きませんヨ。しかしそのテとしては到達点のひとつかもなあ、と思うのは。最近ハーレクインロマンスが読めるようになり(恋愛以外に何か起きる話に限られますが)、中でも特にヒストリカルをさんざっぱら読んだからなのだろう。 いや、ヒロインが寂しさを紛らわすために食べてしまうのだけれど、それはそれと開き直れず、辛い目にあったところで一念発起、痩せてきれいになって再登場するところからハナシが始まる、というのは実にお約束、おきまりのパターンである(笑。 何でぇ、お約束かい、と言うなかれ。お約束を期待する読者が、それを見事にこなした上で面白い作品に魅了され、喜んで次も買うからハーレクインは出続けベストセラー作家も輩出されるのだが、それはさておき。 種類は違うがコバルトにもお約束は存在する。ハーレクインとの差は、破天荒なほど部数がのびる傾向が見受けられるあたりか。まあそれはアニメ後、ライトノベル既成ジャンル後の読者層が主に買い支えているからこその独特のカラーで、ロマンスとしてウェルメイドと感じられる、バランスのとれた作品は、いまひとつの感があるのだ。 著者は《楽魔女》シリーズ以前にも『太陽の石 月の石』など、バランスが心地よい作品をものしていたのだが。本作でもそれは健在だ。ヒデえことを言ってくれた少年のことを忘れられず、意識すればするほどそらごとを言いジタバタしつつも、出自のつとめを忘れないヒロインの、いっそ純朴といっていい思いやる心を忘れないエピソードを積み重ねる手際、そして重ねすぎないところが心地よい。 「三つの枝」の残りふたつとおぼしき女友達キャラに大ヒットシリーズ《楽魔女》の香りが感じられ、これはコバルト的にもイケるんじゃないかなあと思うのである。ま、期待大な感じ。 『それでもあなたに恋をする エネアドの3つの枝』 樹川 さとみ/木々 コバルト文庫/集英社 2005年5月 540円 ISBN:4086005948 bk1 Amazon 楽天ブックス |
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) (JUGEMレビュー »)
手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉 すぐれた楽曲に、出てきたままの素直な声が活かされた佳品。歌詞はまあちょっとアレだ、「こころ」って言い過ぎ。 これに合った作品になっているのか、とりあえず、映画を見定めようと思った。
金春屋ゴメス (JUGEMレビュー »)
西條 奈加 人が月に住むような未来なんだが、ここの日本には「江戸」がある。あるったらある(笑。文章もこなれた時代物で謎解きったら捕物帖、っていうより昔のテレビの「大都会」な感じで、面白いっす。 いやファンタジーノベル大賞ものなんで、「……それムリだから!」ってツッコミ入れたくなるような突拍子も無さがあるんだけど。そこがまたいいんだね。 |
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