2010.09.07 Tuesday
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2007.10.22 Monday
ばっちり、カラーで、電車で読みにくいくらい鮮やかなはずなのに(笑。 イタリア・ルネサンスとサブタイトルにはあるが、正確にはルネサンス以降と言うべきだろう。過剰な人間性、過剰な象徴性に、容赦ない機知と笑いの仕掛けを見いだすこの本の情報量と言ったら、圧倒されてしまう。 まあなんというか、美術の象徴解釈はおおむね、しかつめらしい、智と愛(順番も重要(笑))に基づく哲学的解釈だったわけだが。そんなんばっかりじゃないでしょう、もっとニヤリと意地悪い笑いを漏らしたり、ギャハハと哄笑するような要素もあるんだよ、ということなのだが。 たとえば、瞥見して「……こんなのが当時かっこよかったの? マジ?」なんて思う絵もあるわけですが。その全てがマジというか価値観の差なのでなく、英雄を茶化すモック・ヒロイックな表現も当然あっただろう、というもの。 異教の神々の図像には、人文主義的な人間性尊重と宗教的な寛容の象徴という意味合いだけでなく、そそられる裸絵を美しく飾る口実に使われたりもしたわけで。ボッティチェリの「ウェヌスとマルス」(ロンドン、ナショナルギャラリー蔵)なんかの、豊穣的解釈と、哲学的な解釈の対比がなんというか可笑しいのである。 ええ、もう、笑えます。 ただ現代人の感覚だと、こう、ユーモア感覚が洗練される前の時代の感覚が反映されてるので、楽しいばかりではありません。まあガルガンチュワとか、そのへんから思い当たるフシはあると思うけど。 日本語で読めるのはたいへん喜ばしいことなのだが、惜しむらくは絵が白黒であること。これカラー図版にしたら、価格的に桁が違うと思うので、しょうがないっちゃ、しょうがないんですが。マイナーな絵が多いので、せめてカラー図版の画集で見たいと思ってもなかなか思うに任せないと思うんだな。そこで星1つ減でした。 夏に西洋美術館で開催された「パルマ展」に絡めると、またおもしろいと思うんだけどね。図録買い損ねたし、その話はまたいずれ。
2007.10.20 Saturday
字幕版でも十分可笑しいんだけど。やっぱこれだね。 |
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) (JUGEMレビュー »)
手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉 すぐれた楽曲に、出てきたままの素直な声が活かされた佳品。歌詞はまあちょっとアレだ、「こころ」って言い過ぎ。 これに合った作品になっているのか、とりあえず、映画を見定めようと思った。
金春屋ゴメス (JUGEMレビュー »)
西條 奈加 人が月に住むような未来なんだが、ここの日本には「江戸」がある。あるったらある(笑。文章もこなれた時代物で謎解きったら捕物帖、っていうより昔のテレビの「大都会」な感じで、面白いっす。 いやファンタジーノベル大賞ものなんで、「……それムリだから!」ってツッコミ入れたくなるような突拍子も無さがあるんだけど。そこがまたいいんだね。 |
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