2010.09.07 Tuesday
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2008.08.28 Thursday
深浦加奈子が死んだ。48才、がんだったそうだ。
数々の映画やドラマに脇役として出演していたので、訃報で紹介されているタイトルに見覚えのある人も多いだろう。ドラマは見ないわたしには、ほとんどわからないのだが。 わたしにとっては、深浦は劇団「第三エロチカ」の看板女優だった。 いつまでも若いころの仕事の話ばかりされるのは嬉しくないだろうけれど。 なにしろ、きれいだった。鮮烈だった。アクの強い脇役陣のまえで霞まない存在感があった。 ぱったり芝居に出なくなって、変だなと思っていた。とある舞台の幕切れに舞台から降りて、そのまま外に出て行ってしまって、それきり退団したのだと、たしか、いしかわじゅんのエッセイ漫画で読んだのだ。 もう20年は前のことだ。 若気の至りで観た芝居の批評まがいのお喋りをしていた昔の感覚が抜けなくて、今でも敬称略になる。 最初の手術が成功していれば、そのあとの転移はないはずだ。そのとき、告知を受けて、生きている間にできるだけのことをしようと考える余裕はあったのだろう。 でも、心残りはあったに違いない。いかんせん、早過ぎる。 彼女の舞台を、もう一度見たかった。そんなこと言ったって、もう遅いのだが。 せめて遺作だという映画は見に行こうと思う。 今はただ冥福を祈るばかりだ。 安らかに、眠ってください。 |
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌) (JUGEMレビュー »)
手嶌葵, 宮崎吾朗, 寺嶋民哉 すぐれた楽曲に、出てきたままの素直な声が活かされた佳品。歌詞はまあちょっとアレだ、「こころ」って言い過ぎ。 これに合った作品になっているのか、とりあえず、映画を見定めようと思った。
金春屋ゴメス (JUGEMレビュー »)
西條 奈加 人が月に住むような未来なんだが、ここの日本には「江戸」がある。あるったらある(笑。文章もこなれた時代物で謎解きったら捕物帖、っていうより昔のテレビの「大都会」な感じで、面白いっす。 いやファンタジーノベル大賞ものなんで、「……それムリだから!」ってツッコミ入れたくなるような突拍子も無さがあるんだけど。そこがまたいいんだね。 |
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