なんでも本棚。

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『〔文藝別冊〕 ナルニア国物語』
〔文藝別冊〕 ナルニア国物語
〔文藝別冊〕 ナルニア国物語

映画化にあわせ〈ナルニア〉本は何種類か出ているけれど、全部読みたくなる本はなかなかないもので。この本(正確には書籍扱いの雑誌)は、エルフ語講座の伊藤盡先生による、おもにトールキンの言語創造に関する評論が収められていて。受講生のかたが持っていらしたので知ったんだけど、なかなかヒットだった。

なにしろ〈奇想コレクション〉の河出だし、異世界ファンタジーについての対談も小谷真理氏、中村融氏と、通のニヤリとする人選だし、井辻さんのインタビューも愛読者には嬉しいかぎり。カードはともかくムアコックとヨーレンの初訳短編も読めるのである。

いや、わたし自身はナルニアに思い入れはあまりないし、ルイスはどっちかっていうとイヤなタイプ(説教クサっ!と思ってしまうんだな)なので。丸ごとナルニアの話でないほうが望ましいのだった(汗。

児童文学はいまいち苦手だけどナルニアには興味あるオトナ、とくに〈奇想コレクション〉系のSFや幻想小説が好きな人にお勧めな感じで。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | comments(0) | trackbacks(0) |
『駅前不動産物語―幽霊減価』
駅前不動産物語―幽霊減価
駅前不動産物語―幽霊減価
袋居 司

古い友人の初めての本だってんで、ちょうど始まってた楽天のポイントキャンペーンあわせで買ってみたもの。楽しく読めました。
不動産関連の実用書の版元だし、装丁もそんな感じのA5ソフトカバーなのだが、実際は短編小説集なのである。駅前の地元密着型不動産屋の毎日がほのぼのと描かれていて楽しく読めるのだが、仕事のディテールは流石に専門家だ。業界誌の連載だったらしいしね。もうちょっと、鑑定士さんの仕事の具体的なところが読めると素人には面白かったかも。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | comments(0) | trackbacks(0) |
『彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計』
彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計
彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計
雪乃 紗衣/由羅カイリ
角川ビーンズ文庫/角川書店
ISBN: 4044499071 ; (2005/07/30)
¥480(税込)

いや面白かったですが。ていうか短編集の『朱にまじわれば』から3冊イッキ。あ、ちょうど手元で見えてた間の7巻にしてしまったけど、要は6〜8イッキてことです。
美形男性キャラが次々と出てくるのはヒロインが活躍する少女小説の常として。ほとんどみんな大人で有能ってところが。なんとも言えないです(笑。
しかしいちばん男前なキャラは女性だったヨ。
このねーさんの登場シーンを覚えてないのはなぜでしょう。ぬぬ。また中抜けがあるのか俺よ。
心覚えにリスト。あ、あと2冊あるのか。

1 『彩雲国物語―はじまりの風は紅く』
2 『彩雲国物語―黄金の約束』
3 『彩雲国物語―花は紫宮に咲く』
4 『想いは遙かなる茶都へ―彩雲国物語』
5 『彩雲国物語 漆黒の月の宴』
6 『彩雲国物語 朱にまじわれば紅』
7 『彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計』
8 『彩雲国物語 心は藍よりも深く』
9 『彩雲国物語 光降る碧の大地』
10 『彩雲国物語 藍より出でて青』
| 折原偲 | 読んだヨ。 | comments(0) | trackbacks(0) |
『パラケルススの娘〈2〉』
パラケルススの娘〈2〉地下迷宮の王女
パラケルススの娘〈2〉地下迷宮の王女
五代 ゆう/岸田 メル
MF文庫J/メディアファクトリー
ISBN: 4840114269 ;(2005/10)
¥609 (税込)


ライトノベル系いまだに作家買いの数少ない新刊……だったはずが(汗、これも貯め込みすぎ。だってほら〈1〉は今風ツカみはオッケーな感じだったから、それじゃオイラには面白くねえやと思ってたわけね。ウカツでした。はい。
これまでだと作中キャラの女性の意識が作者と直で繋がってるような部分があって、そこに予定調和があるような気がしたわけで。お望みの結末ってやつは好みが合えば悪くないのだが、そこまでの過程が面白いとなれば、違う物をと無い物ねだりをしたくなるのが読者というもので。
このシリーズは、違う気がする。書き手の加齢、経験、成長と言ってしまえばそれまでかもしれないが、媒体として、オンナを対象化する必要に迫られたのかもしれないな、とも思うわけで。
ちょいと先行き面白いシリーズ……と言いつつ3巻出てるし(汗。いや買ってたはず。これも未読ですが。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | - | trackbacks(0) |
『三千世界の鴉を殺し〈11〉』
三千世界の鴉を殺し〈11〉
『三千世界の鴉を殺し〈11〉』
津守 時生
新書館ウィングス文庫/新書館
ISBN: 440354097X ; (2005/09)
¥609 (税込)

いつから溜めてたんだ感の漂うタイトルだが寝しなに手に取ってしまったらもう読み終わるまで止まらない。
眠いです。つか寝過ごした。
頭寝かかって大笑いまでいかなかったのがなんか損した感じ(笑)。

いや冷静になれば限界の見えた立場のルサンチマンと見える可能性大だとは思うのだが。
書き手に限界と、場と読者が見えているからこそ続いているシリーズだとも思うわけで。
オトコらしさを支える虚勢にツッコみ、返す刀でオンナの甘えを切り捨てている爽快さよ(笑。イタタと己を省みつつも笑ってしまうよ、ほんと。
やおい女の心理を知りたい人にはこれ以上のテキストはないと思うのだが。どうも思わず気合いが入ってしまってる気がするそういう場面の描写は、耐性のない向きには辛かろう(笑。

文句があるのはひとつだけ。
一冊実質2章なのは読み手としては辛いっす。
頑張ってください、センセ。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | - | trackbacks(0) |
『世にも美しい数学入門』
世にも美しい数学入門
世にも美しい数学入門
藤原 正彦, 小川 洋子
ちくまプリマー新書/筑摩書房
ISBN: 4480687114 ; (2005/04/06)
価格:¥798(税込)

いろいろ言うには読まなくてはと買ってしまった文庫版『博士の愛した数式』を読んで釈然とせず。結局映画には行かなかったんだけど書いた人の心理を知りたくなって、図書館で借り読み。
いや数学にアレルギーがあるというほど苦手な人はムリかもしらんが、得意でない程度なら十分読めるし、また数学の美が分かった気分になれる本。
『博士の愛した数式』のネタバレありなので、こっちを先に読んではいけません。後から解説書として読むのがベストと思われる。
数学の理論的展開や発見には研究者の感覚、特に美意識が大きく影響するのだという。独特の美的感覚を持つ日本人は数学研究でオリジナリティを発揮している、と、著者のひとり藤原氏は主張している。ノーベル賞に数学があれば日本人ばっかり、というフカシ(汗)はさておき。欧米人が「日本人はオリジナリティがない」「うまいのは猿まねだけ」てなことを言うのは、日本文化の美的感覚を理解できない、あるいは知らないからだ、というのには、ほのかに説得力を感じた。いやバークコレクションとか見るとね。そう思うわ。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | - | trackbacks(0) |
『携帯ミニ東京マップ』
携帯ミニ東京マップ
携帯ミニ東京マップ

文庫版でも地図があると無しでは大違い。東京は道が碁盤のようにわかりやすくないので、地図なしで歩こうとすると迷うか、幹線道路を延々と歩くことになる。
手持ちに大江戸線も南北線も出てないので、買い換えないと。

追記。主要部だけ地図でした。だらだら散歩には向かないねえ。
でも、まあ、ないよりは。(2006.4.2)
| 折原偲 | 読んだヨ。 | - | trackbacks(0) |
『龍の文明・太陽の文明』
龍の文明・太陽の文明
龍の文明・太陽の文明
安田 喜憲

中国の龍は覇王のしるしで、大地とシャーマンに深く関わる蛇の仲間じゃないんだそうだ。むしろ馬とかイノシシとかに由来するんだと。それじゃ麒麟のほうに近いのでは、というツッコミはおいといて。
中国の雲南省の山岳地帯にはミャオ族って少数民族がいて、稲作農耕をしていて、村の眺めなんかもう日本そのもの、らしい。棚田とかあるんだって。
この本によれば長江文明を支えたのは、今の中国で支配的な人々の祖先である騎馬・牧畜民族でなく、ミャオ族の祖先だっていうんだな。北方に住めなくなった牧畜・狩猟民族が長江流域に南下してきて、ミャオ族の祖先を追い払ってしまった、という歴史を花粉の化石の量などから、北方の気候や植物相の変遷の解析結果から裏付ける環境考古学のところは面白かった。
いや、まあ、農耕民族は太陽をあがめたってのはいいとしよう。そのしるしの鳥――鳳凰とか――が神だった、という物的証拠もあげられてるし。
でも学問と実証の部分と比較して、文明論の部分は底が浅すぎ。ていうか論になってないし。
土地からの収奪を中心とする牧畜・狩猟民族と違って、農耕民族は自然にやさしくエコロジカルだってのは、かなり偏ってるとおもう。農耕って自然状態に手を加えて、自分の都合のいいように変えていく営為なんだし。
現在の中国に著者は相当な危機感をいだいているのだろう。だからといって神話的なシンボルを直結させるのは短絡っぽい気がするのだが、どうか。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | - | trackbacks(1) |
『金春屋ゴメス』
金春屋ゴメス
金春屋ゴメス
西條 奈加
(四六判)/新潮社
ISBN: 4103003111 ; (2005/11)
¥1,470 (税込)

漢字の読みは「こんぱるや」。第十七回つまり去年のファンタジーノベル大賞受賞作で、出たのは去年11月(汗。いやまあ、図書館で借りたわけで。

いや、さすがに大賞かな、と。
月にコロニーがあるような未来の日本にはなぜか「江戸」があるのだ。あるったらある。引退後の隠棲先を求めるシルバー世代のために開発したリゾートで、地主が趣味で江戸の町並みを再現してしまい。そのうち独立してしまったのだ。
まあ、言ってみりゃ酔狂で始めたテーマパークのようなもんだが、徹底している。鎖国制で出入国は厳しく管理され、生活も厳しく歴史的な江戸の水準に保たれているのだ。そう、医療技術まで。
それでも物珍しさ、あるいはスローライフにあこがれて、「江戸」行きを希望する「日本」人は後を断たず、競争率は300倍なんだという。
しかしその「江戸」に、初めての申請で入国許可が出てしまった青年がいるわけで。その男、っつーか青二才、辰次郎が主人公だ。
入国を許可されても観光客ってわけでなく、身元引受人がいて、そのもとで何かしら仕事につくわけで。辰次郎の引受人が、タイトルのゴメスなんである。正確には裏金春なんだが、この先何を書いても何というか「……こう来るか!」という楽しみを削いでしまうことになる。これ以上書けないのが残念なところだ(笑。

いや、面白かったんだヨ。

事件の解明があって見た目まったく時代物なんだが、捕物帖というよりは江戸版「大都会」ですな(笑。この賞の小説ならでは、思わず「……それムチャだし」とツッコミたくなる突拍子もない部分がまた効いていて楽しいわけで。
現代青年辰次郎がとまどいつつも適応していく過程と、文章のこなれっぷりに、飽きさせず引き込まれるのである。

まあ「江戸」の大人は基本的に外の日本から移住してきた現代人なわけで。時代物の登場人物として違和感がないのは不思議だが、時代小説ってそういうものなのかもしれないな。現代人が共感できるように、書かれているということね。
またその人々のかかえる現代の行き詰まりやら荒廃が、見えざる背景として物語につきまとっていて。ひどい怪我や病気になったらそこでおしまい、暮らすにも不便なはずの「江戸」に嘘寒いような奥行きを与えているのだ。

しかし、だからこそ、光に満ちた世界のように感じられるのだろう。
うん、この終幕は悪くない。

新刊当時に買っとけばよかったな、と思いました。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | comments(1) | trackbacks(1) |
『かくて災厄の旅ははじまる―トワイライト・トパァズ〈1〉』
かくて災厄の旅ははじまる―トワイライト・トパァズ〈1〉
かくて災厄の旅ははじまる―トワイライト・トパァズ〈1〉
佐々原 史緒
ファミ通文庫/エンターブレイン
ISBN: 4757720572 ; (2004/11)
¥672 (税込)

これも図書館で借り。ううぬライトノベルのメインターゲットから外れてる自覚は最初からあるし。なにしろジャンルが芽生えたとき既に社会人だったからね。これだっ!てのにはなかなか遭わないので新刊でガツッと買う気になれなくて。
こういう時頼りになるのは個人の読書ブログなんだな。この本は[積読山脈製造中]さんのご紹介。
一人称「あたし」に最初、たじろがれたというキモチはよくわかる。いや、わかる気がする。しかしまあ、大丈夫だったとも書かれているので、読んでみた。

……イケるじゃないか(汗。
とりあえず、続きも読もうと思ったのであった。
| 折原偲 | 読んだヨ。 | comments(0) | trackbacks(0) |
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